KINOさんのときどき着物日記

カテゴリ:本( 9 )




シンプルきもの

刺繍作家の三原佳子さんの本「シンプルきもの」 が出ました。
三原さんらしいシックで渋いきものと着こなしがいっぱいです。
出版を機に銀座の森岡書店三越で続けて展示会、12月3日からは沖縄宜野湾の「和ギャラリー秋風」でも。
私も三原さんのお仕事をお手伝いさせていただいて、いつも刺激をもらっています。書店でぜひご覧ください。

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by kinosan_kimono | 2016-11-25 21:04 | | Comments(0)

最近読んだ本

吉田日出子著 「私の記憶が消えないうちに

上海バンスキング」で有名な自由劇場の看板女優だった吉田日出子さんが自分の人生を語った本。
これは夫が勧めてくれた一冊です。文字を読むのが苦手な私と対照的にすごい読書家の夫は時々私にも読みやすく面白い本を持ってきてくれます。

吉田日出子さんは1944年生まれ。個性的な女優さんとして有名ですが、このところお顔を見ないな〜と思っていたら頭に負った怪我のせいで高次脳機能障害となり女優を思うように続けられなくなってしまったのです。
彼女の 障害をかかえながらも変わらない女優への思いや生き方がとても素敵で、読後は尊敬と共感の気持ちでいっぱいになりました。
私自身も若い時とは少しづつものの見方も変わってきたな〜と感じる今日この頃ですが、彼女も「若い時は老いることをネガティブにしかとらえることができなかった。」と書いています。
「ああいう風にはなりたくない・・だなんてカッコばかりにとらわれていないで なぜもっと人間の本質的な魅力に目を向けなかったのだろうと後悔している・・」と。
人間そうなってみなきゃわからないことってあるもんですね。でもそれがわかるってことが年を重ねた人の特権かもしれないです。
私自身も日出子さんを見習って 時の流れに身を任せてありのままを受け入れ楽しく優しく生きていけたらいいな〜と思いました。

日出子さんのお母様をはじめ周りの人たちのお話もとても面白く、おすすめの一冊です。

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by kinosan_kimono | 2015-09-25 22:42 | | Comments(0)

今週読んだ本

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

この本はとても人気があって、図書館でも順番待ちだそうです。
著者の渡邉 格わたなべいたる)さんは1971年生まれ。
岡山の勝山というところで「タルマーリー」というパン屋さんをやっている。
この本は渡邊さんがこの地でパン屋を開業するまでの色々をマルクスの経済学とパンの源といえる発酵菌からの教えを中心に書いています。
彼の目指す所は、自分の本当に作りたい最高の物を作り、気に入ってもらえる人に適正な価格で提供する。そして自分や働いてくれる人達の生活を維持し、利潤をださない。地域と環境を大切にしながら生きる彼らの生き方はとても素晴らしくて、頑固なまでのその姿勢は尊敬してしまいました。
ちなみに「タルマーリー」はイタルさんと奥さんのマリさんの名前から名付けたそうです。

機会があって「タルマーリー」のスコーンを頂きましたがこれが本当に美味しかった。食べるまでは半信半疑でしたが、私も近くに住んでいたならきっと買いに行くと思います。

世の中には食べ物が溢れかえっています。
パンにしてもスーパーで売っている一斤100円もしない食パンから、イタルさんが作る妥協をしない本物のパンまで・・・
そして100円のパンも買えない人達もいる。
本物の食べ物がお金持ちの道楽の対象になってしまっている現実・・
本物の食べ物がすべての人の手に行き渡ることがなにより大切なことなのでは・・とも思いました。
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by kinosan_kimono | 2014-12-07 23:08 | | Comments(0)

今週読んだ本

「小屋から家へ」中村好文

建築家・中村好文さんの手がける住宅はシンプルで外連味がなくて、とても素敵です。そんな中村サンは家の原型である小屋がとても好きだそうです。

この本の中に中村さんの共感する「男の子はみな樹上に家を持ち、女の子はみな人形の家を持つ。」というフィリップ・ジョンソンの言葉が紹介されています。
子供はみな秘密基地が大好き。
中村さんも6才の時に母親のミシンの下のスペースを囲い 自分だけの居場所を作った経験があり、それが彼の建築家としての処女作だと言っています。

そういえば息子も田舎暮らしをしていた子供の頃は、よく庭のテーブルの下を囲って色々なものを持ち込み、自分の家を作っていました。
営巣本能という言葉もあるように、自分の安全な居場所を作るのは万人に共通の作業で、私もこの本を読んで、子供の頃の 狭い所に入り込むあの幸せな感覚が蘇ってきました。

この本には、彼が魅せられ訪れた「鴨長明の方丈」や「ル・コルビュジエの休暇小屋」など意中の7つの小屋についてのエッセイや自身の設計による小屋と家、そしてミナペルホネンの皆川さんとの対談がおさめられています。

この本の中には中村さんの作った素敵な家の写真がたくさん掲載されていて
とても綺麗です。でも見ているうちになぜかだんだんと退屈になってきてしまいました。
たとえばお友達の素敵すぎる家を訪問して帰ってくると、なんだか自分の回りがすごく煤けて見える事ってありませんか??
ちょうどそれと同じ感覚で、あまりにも縁がなさすぎると 羨ましい・・を通り越してなんだかつまらなくなってくるものです。人間が小さくてスミマセン・・・
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by kinosan_kimono | 2014-08-07 00:23 | | Comments(0)

今週読んだ本

「私はコーヒーで世界を変えることにした。」川島良彰

私が初めて川島良彰さんを知ったのはラジオのインタビューで、それはもう随分前のことだった。その時、”こんな日本人がいるのか〜!”とビックリしたのを覚えている。
今回読んだこの本は、2008年に出版された「コーヒーハンター 幻のブルボン・ポワントゥ復活」という本と内容はほとんど同じ様な気がするけれど、少し読みやすくなっている様に感じた。

先月、コーヒー繋がりで焙煎家オオヤミノルさんの本も読んだけれど、オオヤさんは川島さんより少し若い世代だから、私と同世代の川島さんの本のほうが子供の頃の感じとか 今ほど情報がなかったあの頃の外国に対する無知さ加減など、共感する部分が多かった。
川島さんの、コーヒーを追求し続け、信念を曲げない生き方には本当に驚かされる。
この人の人生はあまりにも壮絶すぎてコーヒー屋さんではなく、むしろ冒険家と読んだ方が相応しい。
とても面白い本です。
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by kinosan_kimono | 2014-07-24 16:01 | | Comments(0)

今週読んだ本

「奇跡のリンゴ」 石川拓治

あまりに有名なこの「奇跡のリンゴ」をやっと読みました。

すっかり有名になり、もう映画化もされてしまったこのリンゴのことを私はちゃんと知らなかったので、「奇跡のリンゴ」という言葉を聞くたびに”なんだかものすごいリンゴなんだろうな~”と近寄りがたい気持ちになっていた。
この本を読んでみて、奇跡なのはリンゴよりむしろ生産者の木村秋則さんのほうだった。無農薬、無肥料でリンゴを育てる・・という前代未聞の課題に取り組み、周囲の目や貧困に苦しみながらもブレる事無く最後までやり通した木村さんは本当にスゴイ人でした。
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by kinosan_kimono | 2014-07-16 19:58 | | Comments(0)

今週読んだ本

「美味しいコーヒーって何だ?」  オオヤミノル

この本を読んで、毎日飲んでいるコーヒーについて私はまったく知らない・・というか 知識がすごく遅れていた事に驚いた。
私が若かった頃、コーヒー屋さんとえばカウンターにサイフォンがずらりと並んでいてブルーマウンテンだとか、モカだとか品種を指定して注文するものだった。
私が初めてそんなコーヒー屋さんに行ったのは16歳の時。
はじめてアルバイトした夏休み、休憩時間に先輩に連れて行ってもらった。
今考えれば、彼女はせいぜい20か21歳ぐらいだったと思うけど、その頃の私にはすごく大人に見えたし、彼女はキリマンジャロを注文し、酸味が強いからあなたはモカにしたらどう?って言われたのを40年たった今も覚えている。初めて飲んだコーヒーは全然美味しくなかったけど、それは私が子供だからだと思った。でも、もしかして本当にまずいコーヒーだったのかもしれない・・・

その後だいぶ大人になって深煎りのコーヒーが好きになった。
何と言っても、あの嫌な酸味がなかったからすごく飲みやすく感じたからだ。

でもこの本を読むと、2000年以前の日本にはいいコーヒー豆はほとんど輸入されていなかったので、あの嫌な酸味はそんな未熟な豆のせいだったらしい。それでそれを消すために深煎りが流行ったということだ。でも今では良い豆がちゃんと輸入されるようになり、スペシャルティコーヒーと呼ばれる良いコーヒーの定義も確率された現在ではコーヒーの風味を消してしまう様な深煎りではなく軽めの焙煎でフレッシュな酸味も楽しむコーヒーが主流になりつつある・・らしい。           

そんなことを全然知らなかった私は今だに深煎りのコーヒーを飲んでいる。
これはビックリだった・・

オオヤミノルさんはコーヒー好きの間では知られている焙煎家だそうだ。
私は全然知らなかったけど、「共産主義の父親と忌野清志郎のことを毎日考えて暮らしていた・・」と、自分の事を語っている下りだけでも "この人っていったい・・?" という興味が湧いてくる。
この本はそんなオオヤさんと三人の焙煎家、井ノ上達也氏(鹿児島ヴォアラ珈琲)・堀内隆志氏(鎌倉ヴィヴモン・ディモンシュ)・大坊勝次氏(青山大坊珈琲店)の3人との対談集。
オオヤさんも含め4人ともすごく個性的な人達で、コーヒーを仕事にしている人ってなんだかみんな一筋縄ではいかない人達だな~という感想。
井ノ上さんは本当に理詰めで、オオヤさんの感覚的な発言に ああ言えばこう言う という感じで畳み掛けてくる。この対談はなんだかにらみ合ったままグルグルと回っているようで、オオヤさんの高まるフラストレーションが読んでいる方まで伝わってくるようだ。
たかがコーヒーと言っては失礼だが、ここまでこだわっているとは驚きだ。
対照的に三人目の大坊さんの もの静かでありながらひたむきな人柄にはとても好感を持った。「この先どういう風になりたいのか・・?」というオオヤさんの質問に対する大坊さんの人生哲学の様な答えはなかなか感動的で、電車の中で思わずホロっときてしまった。

ともあれ、自分の選んだ道とはいいながらこれだけのこだわりを持ってイバラの道を歩んでいるわけだからなんとか頑張ってもらいたいし、そんな人達が世の中に存在すること自体にとても意味があると思うのです。
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by kinosan_kimono | 2014-07-01 07:55 | | Comments(0)

今週読んだ本

別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った宇都宮直子

最近、仕事の行き帰りの電車の中で本を読んでいます。
主に、夫が図書館から借りてくる本のなかから楽に読めそうなものを拝借しています。

この本は晩年の三國連太郎と親しかった著者が、彼が語った事や著者が体験した三國連太郎夫妻とのエピソードをまとめた本です。
著者の名前を確認しないまま読み始めたので、ず~っと男の人だと思い込んでいました。30ページぐらいまできて、「三國夫人のヒョウ柄のブラウスを借りた・・」という下りがありビックリして確認したら宇都宮直子さんという女の人でした。
本を読んでいる時って誰でも頭の中に登場人物を勝手に作り上げているので、突然カミングアウトされた感じで呆然としました。
本当に思い込みが激しくて困ります。

三國連太郎は個性派役者としてあまりにも有名ですので、過去のエピソードもどこかで聞いた事のあるものも多かったです。でも、著者の真面目な面白さが伝わって来て 三國連太郎もこの人の事が好きだったんだろうな~と感じました。そういえば彼の代表作とされる「異母兄弟(1957年)」や「飢餓海峡(1965年)」などを全然見ていないことに気がつきました。「飢餓海峡」は家にDVDがあるみたいなんですが、どうも題名からして苦しそうで手が出ません。
いつか見なくちゃね~~・・
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by kinosan_kimono | 2014-06-26 07:38 | | Comments(0)

今週読んだ本

「おすもうさん」 高橋秀実

お相撲が好きで、毎場所とてもたのしみにしているのですが
いわゆる「相撲は国技だ・・」とか「横綱の品格」だとかいうなんだか堅苦しい意見にいつも違和感を感じていました。
だっておすもうさん達を見ているとそんな悲壮感はないし
お相撲はいつも私たちを楽しませてくれる、どこか芸能に近い存在に感じられるからです。

そんな違和感を一掃してくれたのがこの「おすもうさん」(click!)という本です。
なぜ相撲が国技と言われるようになったのか、神事の正体とはいったい・・・?など
目からウロコというか あっと驚く相撲の真実が書かれていて本当に面白い。
また著者の高橋秀実さんの文体もユーモアいっぱいで
電車の中で何度も笑ってしまいました。

その長い歴史の中で、時々の世情により色々なものを背負わされてきたお相撲ですが
そんな重たいものもまさに「いなす」のが相撲の本質。その呑気さが愛しい。
読み終わってますますお相撲とおすもうさん達が好きになってしまいました。

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by kinosan_kimono | 2014-06-12 16:42 | | Comments(0)

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