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KINOさんのときどき着物日記

「ヤング≒アダルト」

映画「ヤング≒アダルト」を観てきました。

あらすじは・・

37歳になるメイビス(シャーリーズ・セロン)は自称作家だが、実はヤングアダルト(少女向け小説)のゴーストライター。バツイチで恋人ナシ、心の友はアルコールと愛犬だけという彼女はある日、昔の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)から赤ちゃん誕生のメールを受け取り、故郷へ帰ることに。
高校のクイーンだったメイビスが故郷で巻き起こす大騒動とは・・・?


まさに「イタい・・」とはメイビスのためにある言葉。
美しく才能もあり高校時代はクイーンだった彼女。
そんな花の時代を37才になった今も思いっきり引きずっている。

「自分はこんな所にいる様な女じゃない・・」と軽蔑しきって飛び出した田舎町に帰ってみれば皆それぞれに幸せを見つけて穏やかに暮らしている。
故郷で結婚し、幸せに暮らしている元カレとも自分次第で撚りを戻せると思い込んでいるが、そんな自信満々の彼女に向けられるのは同情だけ。
こんなはずじゃないっ!!誰よりも輝いていた私なのに・・・

ああ~こんな恐ろしい映画はありませんね~
だって誰だって若い頃はそれなりに輝いていて自分中心に物事を考えているものです。
そんな自己中心的な人生から人はいつ大人になるのでしょう・・・

ひょっとして大人になりきれない自分を抱えているからこそこの映画の恐ろしさをひしひしと感じでしまうのかもしれません。
こんな女になりたくないけど気持ちは思いっきりわかります!!

そういえば昔の写真を眺めてみれば私達の祖母は60才といえば本当におばあちゃんでしたよね。
なんとサザエさんのおかあさんフネさんは52才だそうです(驚愕!!)
今52才ぐらいと言えばだれでしょうね~ 萬田久子さんとかそんなカンジかしら・・?

いつまでも若く綺麗にって良いことだけど、内面まで若いままでは長く生きている意味がない。
若さの誘惑に囚われず、潔く年を取って本当の大人になりたいなぁ~とメイビスを見て反省させられました・・・

ポスターには「Everyone gets old. Not everyone grows up.」と書いてありました(- -;)

この映画、登場人物も少ないし舞台もアメリカのどこかの田舎町だけという
シンプルさですが、シャーリーズセロンの演技力が光る良い作品でした。

「ヤング≒アダルト」_e0200405_15271069.jpg

       37才、キティちゃんのTシャツを着ているのが恐ろしいわ〜
  



by kinosan_kimono | 2012-03-15 15:34 | 映画・DVD

日々の暮らしや大好きな着物のことを書いています。
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